アレルギーって国民病?
今現在、日本だけでなく世界中の人たちを苦しめている病気といえば、新型コロナ(COVID-19)であると言って、反論する人はいないと思います。 しかし、ほんの2、3年くらい前を思い出してください。日本やアメリカ、ヨーロッパ各国を始め、世界の先進国と言われた国において、もっとも患者数の多い病気は何だったでしょうか?
もちろん、ガンや脳卒中、心筋梗塞といった生活習慣病は恐ろしいですが、絶対数、そして経済的損失から見た場合、圧倒的にアレルギー性疾患となります。アレルギー性疾患は花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎などが含まれ、日本では人口の半数が何らかのアレルギー性疾患に悩まされていると言われていました。パナソニック社の調べでは、花粉症だけで1日あたり2215億円の経済損失であると推計しています。
先に書いた生活習慣病とは異なり、命に係わる病気ではないため、その治療法が後回しにされてきたとも言えます。今でこそ、新型コロナ禍のため、アレルギーはあまり話題にもなっていませんが、これから、アレルギーについて、原因やその予防法について、日々述べていきます。とはいっても、私は医師ではありませんので、主に生活環境や食事、その原因を中心に進めて行きます。