健康・免疫・アレルギー

免疫とアレルギー-3

 生き物が生きていくのに重要な「免疫」は身体のどこにあるのでしょうか?心臓や肺、肝臓などの臓器はどんな働きをしているのか、おおよそ想像できます。血液を送るとか、呼吸をして酸素と炭酸ガスを交換すとか、消化吸収するとか。小学校や中学校で習っているはずです。しかし、「免疫」の働きを行う臓器って、習った記憶はないでしょう。
 「免疫」に関係するとされる臓器はいくつかありますが、「免疫」そのものを担っているのは、個々の細胞、免疫担当細胞なのです。簡単に言えば、白血球と呼ばれる細胞がその中心的な役割を果たしています。

結構話題になった、このマンガ「はたらく細胞」に出てくるこの人?、白血球さん。これが免疫の主役となるのです。普段は血液の中を血液の流れに乗って、身体中を回っています。その名の通り、白い色をしている細胞です。ちなみに、血液が赤いのは赤い細胞、赤血球の色です。
 白血球にはいろいろな種類があり、それぞれに得意分野があって、白血球の種類により、異なった働きをしていることが分かっています。好中球、リンパ球、マクロファージなど様々な種類の白血球が存在します。おいおい、それぞれの種類の説明はしますが、次は、アレルギー、特に花粉症に関与しているとされる白血球について解説していきます。